親コーチは大変なことも多いですが、それだけではありません。
続けていると、「やっていてよかった」と思える瞬間もたくさんありました。
私たちのチームは男女混合で、私は主に低学年の子どもたちと高学年の女子を中心に教えていました。
低学年の子は、まっさらな状態で入ってきます。
子どもたちはそれぞれ本当に個性豊かです。
こちらの話を一生懸命聞いて、その通りにやろうとする子。
話は聞いているけれど、なかなか体で再現できない子。
集中が続かず、練習の途中で気持ちがどこかへ飛んでいってしまう子。
そんな子どもたちと向き合いながらのコーチングは、正直なかなか大変でした。
それでも練習を続けていると、ある日ふと「できるようになっている」瞬間があります。
何度も繰り返してきたドリブルやパス。
正直、子どもにとってはつまらないと思うような基礎練習もあります。
でも、同じことを繰り返しているうちに、少しずつ体に染みついていく。
気づけば、前はできなかったことが自然とできるようになっているのです。
そんな小さな成長を、ほぼ毎日のように感じられること。
それは親コーチだからこそ味わえる、大きなやりがいでした。
一方で、高学年の女子は少しお年頃。
男性の指導者には言いづらいことも、私にはそっと話してくれることがありました。
練習のことだけでなく、学校のことや友達のこと。
ときには、友達のような感覚で慕ってくれることもありました。
決して強いチームではありません。
悩むことや大変なこともたくさんありました。
それでも、子どもたちの成長を間近で感じられるこの場所は、私にとってとても楽しい時間でした。
きっと、その喜びがあったからこそ、親コーチを続けてこられたのだと思います。
バスケットボールを教えているつもりでしたが、
気がつけば、子どもたちの成長からたくさんのことを教えてもらっていました。
親コーチは大変です。
でも、それ以上に心に残る瞬間がある――
それが、私が感じた親コーチのやりがいでした。
このブログでは、ミニバスに関わる親子の体験や、親コーチとして感じたことをストーリー形式で書いています。
①から読むと、チームに入ったときから最後の試合までの流れを順番に読むことができます。
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